学区再発見:横瀬周辺

横瀬地区は、狩野川沿いの国道136号線に沿った地域で、修善寺温泉や奥伊豆方面への入口に当たる交通の大切な地点である。その利便性を生かし、地区の北部を中心に、様々な店舗や工場が見られる。郊外型の大型店舗が相次いで進出し、再び、賑わいを取り戻しつつある。

八幡神社

旧修善寺の氏神(土地の守護神)として、狩野川端の月見ケ丘にまつられていた。後に修善寺に幽閉された源頼家の霊をまつっておくお堂である御霊屋として現在の地に移され、八幡神社と称するようになった。

本殿わきに祠があり形のよい「玉門石」がまつられているが、婦人の病気に効力があるとして、信仰の対象となっている。

昔、修禅寺の総門(瓜生野と横瀬の境付近にあったといわれている)がこわれてしまったとき、そこにあった仁王像をここに移し、さらに頼家ゆかりの指月殿に納めたという。

月見ヶ丘と笠冠地蔵

修善寺橋たもとの西側にある小山を月見ケ丘といい、頼家が修善寺で幽閉された折り、この丘に登り身の不運をなげき、月見をしたといわれている。この小山の中腹に、頭に石をのせた地蔵があり、笠冠地蔵といったが、今は移され、愛童将軍地蔵として橋のたもとにまつられている。高さ2メートル近い大きさの地蔵像である。